帰宅途中、ふと振り返ると、真っ赤な太陽が沈むところでした。
燃えるような赤い太陽は、ゆらめきながら沈んでいきます。
ここは絶好の日没スポット。
ある者は振り向きもせず、ある者は目に焼き付けて通ります。


太陽のすすむスピードはこれほどまでに速いのかと驚くのが日没の間際。
まるで生き物のように遠くのあの天体がこの速さで動くのは驚異です。
オブジェをメインにして、この引けをとらない空の存在感は圧巻です。


この何もない町の風景が郷愁を誘います。
多分、なくしてしまった何かを思い出すのでしょうね・・・。
どこがどう、というのはこの町で育った者でないと語れないかもしれません。
誰にでもある、原風景。
それが美しい景色であることの稀有さを想います。

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