特に感動したのは北島の頑張り。「記録に挑戦する」という種類の競技をする者の世界を垣間見させてくれました。
それは彼が人間的にも成長していた点が大きいと思います。
今回、覇者となった人の中に、人間的にどうも驕り高ぶった威圧的な態度を見せつける人が多かったように思いました。
舞い上がるのは理解できるとしても、どうも人を見下すような、自分より下のものを見るような態度を露わにする選手が多かったのには落胆しました。
何だか最近全世界的にこういう人々が「当たり前」になってきているような気がします。
私は強い者には正しくあって欲しいので、「力こそすべて」で礼儀や感謝を欠くのはどうも受け付けません。
テレビでそういう選手を手放しにもてはやすのも嫌気が差しました。「それでいい」 と認めてしまう行為です。
根底に流れるそういった考え方がある日一気に時代を押し流しそうで怖いと思った今回のオリンピックでした。
人は自分より下を作らないと自分を認められない・・・なんてことはないんですよ？それは浅はかな者のすることです。