学校の大事な単位のかかっている授業に出るために、郷里ではなく、東京での成人式になりました。知っている人の、ほんの数人との成人式。着る服もリクルートスーツにロングコートといういでたちで。

でも今考えると、それでいいと。

あの頃はまだ無理をして旧友や同窓生と旧交を温めることに義務感すら感じていたけど、それは狭い世界でただ足掻いている小さな自分だったんだなぁと、そう思えるようになったんです。
一度古い人間関係を本心から捨ててみて、やっと自分の生き方が出来るようになったと思います。それまでの人間関係が足枷だったと気付くほどに。
はみ出ることを許さなかった、同級生達。
はみ出ながらも、自ら考えながら道を探していた本当の友だち。

道を探していた友だちは自分の世界に羽ばたいていって、もう近くにはほとんどいないけど、心はつながってる。
そして家主も、一度無に戻した世界で、ぽつりぽつりと始めて今に至ります。
本当に必要なものが今はある。
世間体とか、格好とか。そんな外見的なものではなく、魂が望む、求めるものが。自然と側に。

それでいいと、思いました＾＾